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 追善 桂喜丸を思い出す会
 No: 11 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/09/12(Sun) 22:32:13

この9日に、ワッハ上方で「追善 桂喜丸を思い出す会」が催さ
れました。楽屋も客席もほぼ満員の盛況で、中入り後の座談会
では、舞台に喜丸君の写真を映し、故人の思い出話に、舞台も
客席も大いに盛り上がりました。終演後、場所を移しての慰労会。
そこでは、久し振りに、米朝一門が顔を揃えたと言う事と、アルコー
ルの酔いもあって、舞台の熱気以上に盛り上がってしまいました。
舞台では言えない、お客さんには聞かせられない故人のエピソード
や、座談会に参加していなかった者たちからの思い出話など、続いて
先に亡くなった噺家の皆さんの思い出話。故香川登枝緒先生との
一門交遊録では爆笑の連続でした。
でも、良く考えたら、慰労会のあの席には、故人の遺族や親戚の
方々もいてはったんや。お客さん方に聞かせられない話を、遺族に
聞かせて良かったんかいな。奥さんは、落研出身で故人以上に
ユーモアのセンスはあるし、お母さんはお通夜の晩に、噺家が
しゃべる喜丸君の失敗談を面白そうに聞いてはったそうやし、
きっと、一緒に参加してくれてはったんだと思います。一般社会
から見ると、この慰労会は不謹慎だと言われそうですが、でもみんな
彼の事が好きだからこそ、次から次へ彼の事を思い出しては、
生前の彼の存在を確認していたのだと思いますし、また、みんなも
彼を囲んで、生前と同じように飲んでいたのだと思います。

楽しい思い出をありがとう!


 亡き先輩と後輩
 No: 10 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/08/31(Tue) 00:46:53

もう、少し前の話ですが、ある日の昼間、路を歩いておりました。
事故るというほどでは無かったのですが、車が私の直ぐ側を通り、
一瞬ヒヤッ!として、今ので事故して死ねたら楽になるかなと、私が少し思った
瞬間、故人となられた、ある噺家の先輩が、怖い怒りの形相で
現れて「ポンちゃん(楽屋の私のあだ名)何考えてんねんな、いま、
あんた楽になろうとしてどないすんねんな。あんた、何か楽になれるような事
したんかいな、してないやろ。まだ早いは!楽になんのは、もっと
しんどい事、いっぱいして、それから後の話や。あんた、まだ何にも
してないやろ、それを考えな。何、考えてんねんな、ほんまに」
これだけを言うだけ言うと、すっと消えてしまわれました。生前にも、
お世話になり、色々と励ましていただいておりながら、未だ心配を
お掛けしてしまいました。
八月のお盆の気楽堂さんの会での話。終演後、会場の後かたずけ。
表を開け放しにしていたので、中はたくさんの蚊。私が何気なく
蚊を叩くと、お世話の方が「お盆の時は、亡くなった人の魂が、
いろんな物に形を変えて帰ってきはるさかい、殺生したらあきまへんで」
その時、私の手のひらには、平らになった蚊が二匹。それを見た
桂都んぼ君が「あっ、歌之助師匠と喜丸兄さんや」そう言えば、
二人とも、気楽堂さんとは、深い縁があったんやったな。

9月9日は、ワッハ上方で故桂喜丸君の追善落語会。お詫びかたがた、
楽屋へ賑やかしに行くことにしよう。

 社団法人・上方落語協会
 No: 9 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/08/30(Mon) 23:26:17

この度、上方落語協会が文化庁より、正式に社団法人としての
認可を受け、この25日より『社団法人・上方落語協会』として、
新たに出発する事になりました。この法人化は、今まで歴代執行部
の長い間の悲願でありましたが、この度、各界に太いパイプを持つ、
行動派の新会長を迎えまして、ようやく実現の運びとなりました。
では従来の上方落語協会とは、どう違うのか。実務的には、今まで
煩雑であった税務上の手続きが、簡略化されて、税金面での優遇
を受けることが出来ると言う事と、自主公演がしやすくなると
言う事以外は何も知りません(大丈夫かいな)。私も今は、
協会の役員の端くれですが、これまでこの事には、さほど関心が
なかったので、これ位しか分かりません。
私的認識では、任意団体であった仲良しグループ(その割には
トラブルが多いな)、同好会が、部に格上げになったか、または
責任ある二十歳の成人式をむかえたのかなと思っております。
演芸の世界では、もうすでに東京の二つの落語の協会と日本奇術協会、
関西の浪曲の協会の四団体が、社団法人になっております。してみると、
なぜ今までこんなにかかったのかなと言う感もありますが、まあ今回
こうして、社会的にも認めていただけたのでありますから、これからは
従来の単なる会長争いの親睦団体だけでは無く、社会的にも貢献を
していかねばならない、重い義務と責任を背負い込んでしまいました。
そして協会としては、次へのステップに、落語の定席を持ちたいと
活動しております。これこそ六代目松鶴師匠以来の悲願でありますが、
まだまだこれから山あり谷あり、谷あり山あり。平坦な道は無い
のんかいな。どうやらちょっとも無いらしい。ならば口は出さんが
金は出すというパトロンは、どこぞにいてませんかな。

 真夏の怪談?
 No: 8 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/08/14(Sat) 01:43:08

本日、13日(金)行われた気楽堂さんの落語会で奇異な話を聞き
ました。と言うのが平成14年1月2日に他界されました、故桂
歌之助さん。生前、予定されてました気楽堂さんでの1月5日
の歌之助さんと弟子の歌々志さんとの親子会。主催の気楽堂さ
んは、中止も提案しましたが、歌々志君が、気丈にも公演を希
望。歌之助さんの代演の白羽の矢が私に立ちました。それはそ
れなりに、歌々志君のがんばりもあって、盛会の内に終わりま
した。が、しかし、後日、気楽堂さんが記録用に残してあった、
MDの内の落語、当日の歌々志君の新作「噺家入門」と私の「けんげしゃ
茶屋」(何でこんな時に「けんげしゃ茶屋」やねんと、ご批判も
あるかとおもいますが)の二席だけが、突如、MDの中から消
えていたと、言うのです。幸い、歌々志君の「噺家入門」は、
直前にパソコンに取り込まれていて、辛うじて残りましたもの
の、MDの中から消えた事には、間違いないのです。ディスク
を調べても何の異常も見つからなかったと言う事です。これ
は、違う世界に行っても、俺の神通力(「大惨事悲報の影に歌
之助」文太 )は、これこの通りや、俺のことを忘れるなと言
う歌さんの、アピールなら、歌さんの力も大した物やなあと、
再認識させられた、一夜となりました。

 携帯電話の洗濯
 No: 7 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/07/27(Tue) 23:17:45

一門の桂米左さんが、使用中の携帯電話を買い替えました。その
理由は、別に綺麗好き、清潔好きと言う訳ではないのですが、
携帯電話を自宅の洗濯機で洗って動かなくなったからなんです。
家で、自分の物は自分で洗う米左さん(洗うてもらえないのん
かいな)、ズボンを洗おうと、ポケットから財布にハンカチ、
鍵等を取り出して、洗濯機へ。脱水もして物干しにズボンを広
げて干しました(この辺で、普通、気が付くと思うけどな)。
そして、別のズボンを穿いて、出かける用意。そこで初めて携
帯の無いことに、気が付き、あわてて洗濯物を見て、ポケットの中
で、赤く点滅している携帯電話を発見したと言うことです。すべて
消えた電話番号とアドレスの再入力の為に、その日、楽屋では米左君宛に、
ワン切り電話が横行しておりました。この話をきっかけに、実は
私は、水溜りへ落としたから、トイレに流したまで色々出て
きました。携帯電話も、結構、水難事故に遭うてんねんな。
みなさん。米左君の、前の携帯のメモリーにデーターがあった
と、思われる方は、至急、彼のデータ−の再入力にご協力を!

 NHK新選組!「そして池田屋へ」
 No: 6 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/07/18(Sun) 23:50:55

私は、この番組、始まった1月から、毎回、面白く見ているの
ですが、どうやら、一般的にはあんまり視聴率は芳しくないそ
うな。その理由の一つに、どうやら、これはドラマであるのに、
歴史的ドキュメントを期待している視聴者が、個性的な三谷ワー
ルドについていけていないのが、最大の理由だと思います。
歴史的事実をなぞるだけなら、同じ局の「その時 歴史が動いた」
を見ていればよいのです。浦賀の黒船を、佐久間象山に連れら
れて、近藤と坂本竜馬、桂小五郎が一緒に見に行くなんて、荒唐
無稽ですが、でもその発想はとてもおもしろいです。時にドラ
マの伏線の張り方に、くどさを感じなくも無いですが、ドラマ
としては、すこぶるよいできだと思います。もう従来の歴史ド
キュメンタリーだけでは、大河ドラマにも限界が来ていたので
す。
それともう一つの注目は、同じ米朝一門の桂吉弥さんが新選組
隊士、山崎蒸役で6月末から出演している事。これのすごいの
は、脚本の三谷幸喜さんが、吉弥君の出ている芝居を見て直々
に指名が掛かったと言う事。私を含めて一門の芝居好きには、
うらやましくて仕方が無い。目立たない事が、売りの密偵役で
すが、しっかり存在感を残しています(因みにこの役「燃えよ
剣」の時は中野誠也さんがやりました)。噺家としては目立た
ないというのは、困る役ですが、後半年、山崎蒸と桂吉弥を両
立して、次のスッテプへ、がんばれ!

 8日 ひらの寄席でのハプニング
 No: 5 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/07/09(Fri) 12:10:54

ひらの寄席も有料になりましてから、2回目です、今回も
100人を超えるお客様にお集まりをいただきました。誠に
ありがとうございました。
そのお客様の熱気に後押しされて、熱演中の桂よね吉さんが
舞台の山台から転げ落ちるというハプニングがございました。
大体が見台と座布団を置くと、もう余裕のない小さい山台なの
ですが、熱演の「ちりとてちん」、腐った豆腐のえげつない臭
いに、派手に後退りしたところが、もう台の後ろに余裕はなく、
そのまま30センチ程、下の舞台に転がり落ちました。その
時、座布団に押されて、前の見台は落ちる、見台に押されてマ
イクはこける。山台の上の将棋倒しに、場内は大爆笑。舞台
袖の噺家も「これがほんまの落伍家や」と突っ込みを入れてお
りました。よね吉さん、その後も熱演で無事に「ちりとてちん」
をやり終えましたが、やはり何が起こるか分からない、ライ
ブならではの出来事でした。
私の記憶では、高座から落ちた噺家は、これが二人目。もう
一人は、故桂歌之助さん。30年ほど前、福山市の駅前のお寺
での落語会でした。お寺の和尚さんがお勤めの時に座る座布
団一枚だけが乗るような、高さ5,60センチ位の小さな舞台。
この時のネタが「貧乏花見」。よく笑うお客さんに乗せられて
の熱演。後半の大根の玉子のマクワクでのどを詰めるところ、
あんまりにもお客さんが笑うものですから、いつもより、これ
でもかと、オーバーに息を詰めたら、ほんとうに、意識が薄
れそうになって、これはいかん、どこぞに手をつかなと、手を
着こうとしたんですが、今申しましたような小さな台で、歌之
助さん、薄れゆく意識の中、そのまま何もないところに、手を
着いて、台の下へ、ドスーン。控え室におりました共演の噺
家が、あまりの場内の大爆笑に何事かいなと見たら、舞台の上
は無人、エッ、と台の下を見たら歌之助さんが倒れていたと、
言う事でした。もちろん、歌之助さんにけがもなく、意識も
しっかりあったと言うことですが、その後、落語を続けたの
かどうか、それを、私が聞いたのかどうかも含めて、今は忘
れてしまいました。


 ハムスター
 No: 4 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/07/04(Sun) 23:29:47

少し前、ネタの稽古も兼ねて、近所の河原を歩いて後、河原
のベンチに座っておりますと、私の前を小学校三、四年生くら
いの女の子が、自転車で少し通り過ぎて、Uタ−ン。私の近く
に来ると、やや沈黙があって「あのー、すいません。ハムスター
を飼ってくれませんか」私は一瞬「買ってくれませんか」に聞
こえて押し売りかいなあと、戸惑ったのですが(世俗に汚れき
ってるなあ、反省)、この少女、その前、三十分程の間に、何
度か、私の前を、行き来していたのです。何かの理由があって、
ハムスターが飼えなくなり、それでハムスターと一緒に自転車
で、この河原に来ていたのです。
そう、藁をもすがる思いで、こんな胡散臭いおじさんに声を掛
けて来たのです。「良えよ」と言ってあげたかったのですが、
よく考えると、残念ながら、私の家には、私を含めて、責任
を持って動物の世話をできる者がいないのです。この少女のハ
ムスターを助けてと思う思いを、考えると何とも薄情な事と思
いながらも、私の手の中でハムスターを殺すのも出来ず断って
しまいました。
気落ちして行く少女、少し先に、同世代の男の子が、四人で遊
んでいました。少女は、今度は迷わず、その輪の中に入って行
きました。しばらく男の子達と話をしていたかと思いますと、四
人の男の子が、勢いよくジャンケンを始めました。どうやら、
次の飼い主が見つかったようです。ハムスターも救われました
が、私も救われました。願わくば、次の飼い主の少年が、また、
同じ思いで、この河原を走り回らなくてもすむ事を、ただただ
祈るばかりでした。

 七月のトリイ寄席から
 No: 3 / Genre: 更新情報 / Date: 2004/07/04(Sun) 05:03:05

楽屋にざこば兄さんとすずめさんが師匠を訪ねて見える。誰か
が「兄さん、飛び入りで出はりませんか」と、師匠も「出たら
ええねん」の声に、洋服のままざこば兄さんが、中入りの時間
に舞台に登場。上方落語協会復帰の前後の話から記者会見まで
の、成り行きの説明と、自分の感想を話して、お客さんサービス。
一部、ネット上で、出るか出ないか心配されていた、師匠米朝の
小噺集は「明石飛脚」「雪隠飛脚」「うわばみ飛脚」「これで
も古いか」の四題でした。
おまけ。楽屋に見えてた新婚の落語作家小佐田定雄氏に、すず
めさんが「先生、披露宴しはりませんのんか」「いや、うち
はそんなんや」言うてると、師匠米朝が「照れくさかったら、
なんでもええね、理由を付けて、例えば恵まれない噺家に資金
を集めると言う名目でパーティーをして人を集めて、そこで披
露をしたらええねん」と分かったような、分からん助言。その
後、すずめさんが、止めの一発「女は誰でも皆、花嫁姿を見て
欲しいもんよ」と。そう言えば、二十数年前、私もそんな事、
言われたような…。

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